大学受験を左右する大きな力

計算力というのは大学受験を左右する大きな力だ。考える力を試すと思われている東大の数学の入試問題でも、最終的に合否を決めるのは計算力だ。東大入試のようなレベルの高い数学の問題は、「このやり方で解けそうだ」と思って解き始めてみても、解けないことが多い。1回目の方針が立っても、それでそのまま解けるというのはまれなことで、たいていは2回目の方針、3回目の方針を試してみることが必要になる。もし1回目の方針を試す計算作業に時間がかかってしまったとすると、2回目の方針、3回目の方針を試してみる時間がなくなってしまう。また、往々にして計算スピードが遅い人は、1回目の方針で計算してみて答えが出なかったときに、計算するのが面倒くさいから2回目の方針を試す気すら起こらなくなってくるものだ。これでは、合格することはできない。

プロの教育コンサルタントについて

一般にはあまり知られていないようですが、大手予備校や個別指導塾の教務課には、必ずプロの教育コンサルタントがいます。彼らは自分の予備校や塾のセールスポイントにつながる数値情報や過去の資料について、きわめて的確に把握・分析しているものなのです。そして、しかもほとんどの場合、サービスの一環として無料で相談に乗ってくれるのです。どうです、これを利用しない手はないではありませんか。どんな学校に行きたいのか相談し、志望校について分析してもらい、合格のためにどんな勉強をすればいいのかをプログラミングしてもらい、受験に際しての対処法を教えてもらい、無理なく合格できるための勉強法を教えてもらう……。ここまで聞き出すことができれば、申し分ありません。

「どんな予備校に通うか」が重要

親に明確な教育指針がなく、子どもの能力を見極める力がなく、「予備校に通いさえすればなんとかなる」と考えるのは、大変愚かなことだと最初に申し上げておきます。最も良いのは、子どもが自分で学習すること。その上で、学習プログラミングを作り、必要な科目の必要な部分のみピンポイントで予備校を利用するのが最も賢く、またお金と時間を無駄にせず、さらに子どもに余計なストレスをかけない方法です。子どものタイプによっては、予備校でぐんぐんと力をつける子もいます。家庭学習ではどうしてもダラダラしてしまうのに、同い年の子ども達がしのぎを削っている姿を見て発奮し、「負けてられない」とやる気を出すのがこのタイプ。こんな子なら、予備校に通うことが学力を伸ばす必勝法になるのですから、基礎学力がある程度つき、「みんなに負けずにがんばってみたい!」という気概を見せたら予備校に通い始めても良いでしいずれの場合も、「どんな予備校に通うか」が重要になってきます。